屋上防水改修工事:ビュートップ防水

塩ビシートの特徴をフル活用したビュートップ防水

~ 今回採用した工法及び理由 ~
今回は田島ルーティングの機械的固定工法によるビュートップ防水(屋上下地と防水層を絶縁した工法)を採用しました。

この工法の特徴として、

①優れた防水性と意匠性(色彩の豊かさ)を兼ね備えた塩ビシート防水
②塩ビシートのジョイント等相互間を溶融一体化(塩ビシートを溶接)できる優れた水密性
③屋上コンクリート下地の亀裂やコンクリート下地の表面劣化、不陸(平滑りでない表面)に影響を受けないように
絶縁シート(Uマット200)を施設する為、接着工程に比べて耐久性に優れている

さらに細かいスペックくはこちらのPDFに記載→塩ビシート機械固定(田島)

 

~ 今回の屋上防水改修工事にあたっての問題点 ~
1.屋上コンクリートスラグに亀裂がはしり下の階に長期にわたり漏水しておりコンクリースラブが湿潤状態
2.屋上外柵が周囲にあり太陽熱温水器が設置してあり、防水工事に支障をきたしていた
3.屋上コンクリートスラグ表面劣化が進んでおり、雨水が表面より浸透している

外柵撤去や清掃、サンダー掛けをしている施工様子

~ この問題を解決できる屋上防水ビュートップU 機械固定工法 ~
1.屋上平部(コンクリートスラブ面)に絶縁シート(Uマット200)を敷設して、防水シートと屋上面を絶縁する
2.UPプレート、UPディスクを等間隔にアンカー固定する
3.(ビュートップU)塩ビシート防水敷設し、ジョイント部溶融(溶接)する
4.電磁誘導加熱装置にて、高周波磁束を発生させ、アンカー固定したUPディスク当て発熱させた塩ビシートを融着(溶接)する

使用材料と施工様子

上記の方法にて誘導加熱工法にて機械固定工法の完成!
 通常の塩ビシート接着工法(接着剤にコンクリートスラブ面全面接着)に比べ温度や湿気の影響を受ける心配が軽減されます。